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便利屋業のニーズを知る。
地域社会から見えてくる便利屋業の存在意義
便利屋業の需要に影響を与えているもので、まず第一に、『高齢化』・『核家族化』があげられます。
高齢化社会における便利屋業の需要
高齢化が進むにつれ、作業の担い手が高齢になってきたことで、お部屋の掃除1つをとっても、
身体に負担が掛かってきたり、部屋の荷物をひとつ運ぶだけでも重労働になり、何気なくできていたことが出来ないという事態が生まれるようになってきました。
さらに、核家族化が進み、離れて暮らす家庭が増えたことによって、家族内で補い合うことも難しくなってきているのも事実です。
2020年には更に高齢化が進むであろうと言われており、4人に1人、3人に1人と高齢者率が25%を超えることが予想されます。
加えて、高齢者の単身世帯率や生涯未婚率の高まり、離婚件数の急増等によって、高齢者の生活支援は、今後さらに必要となってくるでしょう。
そうしたことから、生活の助けとなる『便利屋業』の存在は大きくなり、これからますます需要が高まってくることが予想されます。
女性の社会進出による便利屋業の需要
昨今、女性の社会進出が促進されている中で、便利屋の需要も比例して高まってきております。
以前であれば、男性が働き、女性は家庭で家事を行う等といった生活スタイルが通例となっていたことで、
家で家事や子育てをするお母さんの存在がありました。そのため、少なくとも、現在よりは、時間にも余裕があったことが推察されます。
しかしながら、現在では日本経済の影響もあり、そのスタイルは古いものと考える家庭が増えてきており、両親が共働きをするのは常識とされています。
また、生涯未婚率の高まりもあって、一人暮らしで生活されている方も増えてきております。
1999 年の男女雇用機会均等法の改正をはじめ、国として、女性が社会で働ける環境を作ろうという風習へと変化し、
働きたいと願う女性たちが働ける環境へと変わっていきました。
ワークライフバランスを推奨する動きもありますが、実際は就業に重点を置くこととなり、家事などへの時間を作ることが難しい状況です。
そうした状況下では、細かいサービスの提供ができる便利屋業の存在は、本当に強みであり、必要とされてくる業種・業界でしょう。
在日・訪日外国人の増加による需要の高まり
最後に、便利屋業への需要・ニーズの高まりを捉えるにあたり、欠かせなくなっているのは、文化等との違いにより、悩まれている外国人の方から寄せられるご依頼が増加していることです。
社会的にも“国際化” や “グローバル化”等が叫ばれる昨今、日本に来日・来訪し、その後、永住されている方も特に増えて参りました。
この状況に伴い、自国とは違う文化・風習の中で悩まれていることであったり、私たちは容易に思っていることであっても、外国の方からすれば、とても難しいこととなることもあるかもしれません。
外国の方が悩まれていることについて、生活でのちょっとしたことから、あらゆる面で“手助け”となることが、求められてくることは容易に想定できます。
これからますます国際化が進んでいく中では、外国人向けのサービス提供というのも、様々な相談が寄せられる便利屋業では、大切となり、便利屋の本質が活かされてくる時代になってきていると捉えております。
