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便利屋業の専門家になる
便利屋業の専門家=認定資格を持った業界のエキスパート。

便利屋業の需要の高まりは 便利屋のニーズを知る でご説明したとおり、今後ますます注目されてくるトピックスです。
弊協会では、便利屋業の専門家を認定資格を取得した業界のエキスパートであり、地域社会における何でも相談できる窓口と位置付けております。
そして、便利屋業の需要が高まることに比例して課題が見えてくることを想定し解決すべきと弊協会は考えております。
地域の依頼者と便利屋さんとの間で起こりえるケース、課題を想定し専門家としての対応、専門家であるからこその安心や信頼で業界をリードしていただきたいと考えております。
考えられる課題・ケース
■法規制が守られているか
まず、注意しなければならないのは、『法規制』の部分でしょう。便利屋業を行うことに対し、現在の法律では特に、「便利屋業はこのように行ってください」という基準を示すものはなく、誰でも参入できる業界でもあります。
業務の中には、簡単な部屋の清掃の他、「話し相手になってもらいたい」「家を空けている間、面倒を見ててもらいたい」「留守番をしてほしい」など、必ずしも法律が関わるものばかりではないからです。
しかし一方で、各法律が関わるもの業務もあります。
代表格としては、ごみ捨て・廃棄物の処理が挙げられるでしょう。
重いものがあり、運ぶのを手伝ってもらいたいという依頼で、ごみの分別やゴミステーションに運ぶ手伝い等であれば、必ずしも問題とはいえませんが、代わりに運んでもらいたいという依頼は引き受けられません。
なぜなら、「廃棄物処理業」、「廃棄物収集運搬業」と呼ばれる業種があり、「廃棄物処理法」という法律にて、行政から許可を受けずに廃棄物を回収してはならないとなっているからです。
そうした法律を無視して行われたものが結果、廃棄物の不法投棄を生んでいるわけなのです。
便利屋としての統一したガイドライン、認定が必要であり、それが最善な解決への道となるでしょう。
■すべての依頼を受けることの危険性
便利屋は「なんでも屋」であってはなりません。
ご依頼主との信頼関係や気持ちの面を考えれば、必ずしも「問題」であるとは言えないのかもしれませんが、便利屋業の仕事において、『困っていることすべてを引き受ける』ことはにはリスクもあることを知っておきましょう。
『困っていることすべてを引き受ける・助ける』と一言にいっても、決して簡単なことではありませんし、「人の手を借りたい」「日々の生活の中で困っている」ことを仕事にするのが、便利屋業になりますので、受けることができる業務であれば、極力は受けた方が良いでしょう。
ご依頼者の気持ちを汲み、できない業務を引き受けてしまっては、本末転倒であり、法規制の上では「出来ない」ことをご依頼者の気持ちを汲んで「出来る」ことにしてしまっては、違法行為を行ったとして、作業者も裁かれるでしょうし、ご依頼者との信頼関係などは、程遠くなっていくことでしょう。
一見、便利屋業には何の法規制も関わっておらず、許可等も必要としないと思われがちですが、ご依頼者からの依頼を本当の意味ですべて引き受けようと考えると、それ相応のスキルや知識はもちろんのこと、直接引き受けるためには、行政からの許可をもらわなくてはいけないものもあり、できること・できないことの線引きをどうつけていくかを考えなくてはなりません。
便利屋業としての役割を理解し、正しい判断ができる「専門家」の存在は、今後ますます便利屋業の需要が高まる中で必須となるでしょう。
ご依頼主の観点からしても技能検定をクリアし、認定された資格者=専門家であれば安心して任せることができるようになります。
弊協会では、この便利屋という資格を取得し、地域社会の窓口として活躍できる支援に尽力してまいります。
